注目のコレクション

  東京都写真美術館

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  • 佐藤 時啓 《CC #35》 〈Breath-graph〉より 1992年 銀色素漂白方式印画 東京都写真美術館蔵

    彫刻を専攻した後、80年代後半から写真に転向した佐藤時啓(1957-)は、光と空間、時間をテーマに空間構成の制作に取り組み、ペンライトと鏡を使い、長時間露光によってフィルムに光と作家自身の動きの軌跡を定着する独特な作品、〈光―呼吸〉で注目される。ピンホール・カメラを使った〈Gleaning Lights〉やカメラ・オブスクラを使った〈Wandering Camera〉など、実験的な視覚によるシリーズを同時並行で展開。

  • 緑川 洋一 《ほたるの乱舞》 〈瀬戸内海とその周辺〉より 1957年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

    歯科医師であり、写真家でもある緑川洋一(1915-2001)は、日本大学歯科医学校で学んだ後、1937年に故郷に戻り、歯科医院を開業。39年以降、在学中に覚えた写真を再開し、中国地方の写真家・石津良介、植田正治らの「中国写真家集団」に参加。雑誌『写真サロン』などに作品を投稿した。戦後は50年頃から女性を被写体とした作品にも取り組む。色彩と光にあふれた風景写真を得意として、多重露光やネガの重ね焼きなどの技法を用いた幻想的な作品で知られる。

  • 米田 知子 《安部公房の眼鏡―『箱男』の原稿を見る》 〈Between Visible and Invisible〉より 2013年 東京都写真美術館蔵

    米田知子(1965-)は、1989年、イリノイ大学シカゴ校芸術学部写真学科卒業、91年、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)写真科修士課程を修了した。ジャーナリズムを学ぶためにアメリカ留学後、写真を専門に学ぶ。20世紀の著名人の眼鏡を通してその人物の原稿や手紙の文字などを見るシリーズ〈Between Visible and Invisible〉をはじめ、ヨーロッパ、アジア、日本の近代史や戦争の記憶を背景に、現在そこにある風景を通して、過去にその場所で起きた出来事を想起させる写真作品を制作。

  • NASA 《月面の影》 1966-68年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

    前身のNACA(国家航空宇宙諮問委員会)の解体に伴い、国家航空宇宙法に基づいて1958年に設立されたNASA。アメリカ政府内において宇宙開発に関わる計画を担当し、アポロ計画における人類初の月面着陸(1969年)やスカイラブ計画における長期間の宇宙滞在(1973-79年)、スペースシャトル計画(1981-2011年)を実現させた。《月面の影》 1966-68年ゼラチン・シルバー・プリント は、宇宙開発の貴重な記録であるNASAの膨大なアーカイブから、オリジナル・フィルムを元に制作されている。

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