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  • 題不詳(エブラハム・リンカン像)
    マシュー・ブレイディ・スタジオ
    1860年代前半
    ティンタイプ

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ 
    第1部 星条旗 1839-1917出品作品より

    題不詳(エブラハム・リンカン像)
    1860年に大統領に当選したリンカンが、演説のためにニューヨークを訪れた際、肖像をマシュー・B.ブレイディが撮影した。これを元にした石版画が新聞に掲載され、反響を呼んだ。この作品は、この頃に制作された石版画をティンタイプによって複写したものと考えられる。

  • 題不詳(女性像)
    撮影者不詳
    1840-50年頃
    ダゲレオタイプ

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第1部 星条旗 1839-1917出品作品より

    題不詳(女性像)
    典型的なアメリカン・ハウジングに収められたダゲレオタイプ。だ円形のフレームはダゲレオタイプ本体とカバーガラスの間に位置し、ガラスと写真本体との接触を防いでいる。ハウジングは木製で、革張りが施されている。

  • 『戦争のスケッチアルバム』より
    1865-66年
    鶏卵紙

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第1部 星条旗 1939-1917出品作品より

    『戦争のスケッチアルバム』より
    『戦争のスケッチアルバム』は、一般に向けて販売された最初の戦況報道写真帖である。撮影者の中心はティモシー・ヘンリー・オサリヴァンで、彼は10代からブレイディのスタジオに出入りし、21歳で南北戦争に従軍するブレイディ写真隊に参加。1867年以降は地質調査に同行し、南部や南西部を撮影した。

  • アメリカへ乗り込む、エリス島
    ルイス・ウィックス・ハイン(1874-1940)
    1905年
    ゼラチン・シルバー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第2部 わが祖国 1918-1961出品作品より

    アメリカへ乗り込む、エリス島
    ウィスコンシン州に生まれ、教職に就きながら、入国する移民の姿をとらえた「エリス島」シリーズを撮影し、その後、国の労働委員会の委託で子どもたちの不当な労働を告発する「児童労働シリーズ」を手がけた。荷物を抱えて入国の手続きを待つ男たちまなざしを正面から受け止めたこの作品は、希望と不安に揺れる移民たちの感情までが伝わってくるようである。

  • 三等船室
    アルフレッド・スティーグリッツ(1864-1946)
    1907年
    フォトグラヴュア

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第2部 わが祖国 1918-1961出品作品より

    三等船室
    ニュージャージー州に生まれ、ベルリン工科大学で写真を学び、この頃ピクトリアリズムの影響を受ける。アメリカに帰国後、1902年に「フォト・セセッション」を結成、アメリカにおける近代写真の礎を築いた。ピカソはこの作品について、面を二つに分けるような構図を称賛したという。二つの世界を対照的に描き出すスティーグリッツのカメラ・アイは、人生の感情を視覚化しているともいえよう。

  • ブラインド・ウーマン
    ポール・ストランド(1890-1976)
    1916年
    ゼラチン・シルバー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第2部 わが祖国 1918-1961出品作品より

    ブラインド・ウーマン
    ニューヨークに生まれ、ピクトリアリズムの影響を受けたが、機械時代を象徴する対象物をストレートにとらえるようになる。ストランドはニューヨーク通りを行き交う人々を、気づかれずに写す「キャンディッド・フォト」という手法で撮影した。この作品は翌年、『カメラ・ワーク』最終号に掲載された。

  • ウォーター・フロント「変わりゆくニューヨーク」より
    ベレニス・アボット(1898-1991)
    1938年
    ゼラチン・シルバー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第2部 わが祖国 1918-1961出品作品より

    ウォーター・フロント「変わりゆくニューヨーク」より
    オハイオ州スプリングフィールド生まれ。ウジェーヌ・アジェのパリの記録に感銘を受け、フランスから帰国後、連邦政府の依頼でニューヨーク街を記録し、『変わりゆくニューヨーク』にまとめる。

  • ジュニパー、テナヤ湖
    エドワード・ウェストン(1886-1958)
    1937年
    ゼラチン・シルバー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第3部 わが祖国 1918-1961出品作品より

    ジュニパー、テナヤ湖
    イリノイ州ハイランド・パーク生まれ。主に西海岸の風景や砂漠、樹木、植物など自然のオブジェを硬質かつ細密に、時にはクローズ・アップにより描写した。実験的なアプローチにより、被写体のリアリティをより強く引き出している。

  • 月の出、ヘルナンデス、ニューメキシコ
    アンセル・アダムス(1902-84)
    1941年
    ゼラチン・シルバー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第2部 わが祖国 1918-1961出品作品より

    月の出、ヘルナンデス、ニューメキシコ
    カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。白い月、漆黒の夜空はベルベットのようになめらかで、山の上の流れるような雲には心を洗われる。アダムスの描く自然は、地球が宇宙にあることを私たちに思い起こさせ、この作品は、多くのアメリカ人が愛してやまないイメージのひとつとなっている。

  • 最大のホームラン・バッター、ベーブ・ルース
    名取洋之助(1910-62)
    1937年
    ゼラチン・シルバー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第2部 わが祖国 1918-1961出品作品より

    最大のホームラン・バッター、ベーブ・ルース
    東京生まれ。ドイツの新聞、雑誌社での写真家経験を生かし、1930年代、日本にフォト・ルポルタージュの方法論を導入した。アメリカ最大のグラフ雑誌『ライフ』に掲載する写真を撮影するため、名取はニューヨークからロサンゼルスまで車を運転してアメリカを横断した。

  • ルイ・アームストロング、東京で 「世界の巨匠」より
    三木 淳(1919-92)
    1953年
    ゼラチン・シルバー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ
    第2部 わが祖国 1918-1961出品作品より

    ルイ・アームストロング、東京で 「世界の巨匠」より
    岡山県生まれ。戦後、タイム・ライフ社東京支局の依頼で、シベリア抑留の引き揚げ兵を撮影、これがきっかけとなり『ライフ』誌のスタッフ・カメラマンとなる。アメリカを代表するジャズ・トランペット奏者アームストロングが初来日したときの写真。黒人と白人の音楽が融合して生まれたジャズはアメリカならではの文化である。

  • 消滅した時間#6:インディアン村の二つのゴミ缶
    奈良原一高(1913-)
    1972年
    ゼラチン・シルバー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ 
    第3部 アメリカン・メガミックス 1957-1987出品作品より

    消滅した時間#6:インディアン村の二つのゴミ缶
    福岡県生まれ。大学院在学中の1956年に「人間の土地」を発表し注目を浴びた。インディアン村はニューメキシコ州の切り立った岩山の頂きにあり、「スカイ・シティ」とも呼ばれる。村の中心広場に、空に浮かぶようなゴミ缶が見えるのは、コヨーテや犬のいたずら避けだといわれている。

  • 宇宙への旅 25年の歴史、アポロ・サターン14号
    NASA(アメリカ航空宇宙局)
    1971年
    ダイ・トランスファー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ 
    第3部 アメリカン・メガミックス 1957-1987出品作品より

    宇宙への旅 25年の歴史、アポロ・サターン14号
    人類史上初の月着陸は1969年のアポロ11号。アポロは宇宙船、サターンはロケットの名称。アポロ計画においては72年までに6回月面着陸を成功させた。実際に月面上で撮影されたNASAの公式記録写真。撮影はエドガー・ミッチェル飛行士、被写体はアラン・シェパード飛行士。

  • 無題:「抵抗の60年代」
    W. ユージン・スミス(1918-78)
    1969年頃
    ゼラチン・シルバー・プリント

    東京都写真美術館収蔵展ヴィジョンズ・オブ・アメリカ 
    第3部 アメリカン・メガミックス 1957-1987出品作品より

    無題:「抵抗の60年代」
    カンサス州ウィチタ生まれ。1942年に『ライフ』の戦争担当フォトジャーナリストとなる。戦後は「カントリー・ドクター」、「慈悲の人、シュバイツアー」、「水俣」など優れたフォトエッセイを発表し続けた。「ピースマーク」はNuclear Disarmament(反核)の頭文字「ND」を意味する手旗信号の形を図案化したものとされ、1958年にイギリス人ジェラード・ボルトムがデザインした反戦運動のシンボルである。別名「鳩の足あと」とも言われる。

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