注目のコレクション

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  • 〈光の音〉より 
    中村ハルコ
    1993-98年 
    インクジェット・プリント

    中村ハルコは1993年から5年間の間、イタリア・トスカーナ地方に幾度となく通い彼女が魅了された風景とそこに暮らす家族を撮影しています。中村と作品に写る人々が愛する風景を通じた深い親交の様子は、人々の表情、光、空気感、そして素朴な営みのなかの、ふとした瞬間にあらわれる生や死を表す1コマから垣間見られます。

  • 《恵比寿ガーデンプレイス》〈回転回LIVE!〉より
    屋代敏博
    2008年
    発色現像方式印画

    屋代敏博は様々な場所で自身が回転している姿を撮影し作品を制作します。もともとは屋代が一人で被写体となっていましたが、その後一般の人々にも回転してもらい撮影しています。普段は作品を見る側の一般の人々が、主体的に画面の中に入り、屋代の指揮の下に回転することで、ただ作品を見るよりも深く作品を理解し、鑑賞するきっかけとなっています。

  • 〈Apartments in Tokyo〉より 
    郡山総一郎
    2013-14年 
    発色現像方式印画

    郡山総一郎は、孤独死を遂げた人々の住まいを撮影しました。直接の対面を伴わないヴァーチャルなコミュニケーションが発達したこの時代の中での孤独死の増加は、この2つが表裏一体であることを伝えているようです。彼のカメラが捉えた風景は、孤独死という特別な言葉で語られる死が起きたことを説明されなければ、ほとんど気づかないほど、どこにでもある何の変哲もない日常的な風景で、整然と片付いていないことがむしろ生活をより強く感じさせています。これらの室内が日常的であればあるほど、死というものが、いつでも誰の暮らしのすぐ隣にもあるということを感ぜずにはいられません。また、その逆にいま生きていることを強く実感することでしょう。

  • 〈SITE〉より 
    津田隆志
    2011年
    発色現像方式印画

    津田隆志は、真冬の北海道から8ヶ月かけて自転車で日本一周をしました。その際、各地で出会った人に「この近くでテントを張れそうな場所」を訊ね、その場所にテントを張り一晩過ごすというルールを設けています。旅先での見知らぬ人々との寝場所を探すためのコミュニケーション、そして知らぬ場所で、(時には極寒の地で)一人テントのなか眠る孤独が毎日繰り返されることで、作品がつくられました。

  • 《みかん》〈日常らしさ〉より
    安村崇
    2002年
    発色現像方式印画

    安村の実家で撮影されたシリーズ〈日常らしさ〉では、日用品などがまるで模型のような質感でとらえられている。画面全体にピントが合うことで奥行きもどこか曖昧になり、すべてにおいて不自然さが際立つ。シリーズのタイトルは、日常らしさとは何かという問いであり、ユーモアをもってその虚構性を描き出している。

  • 《少年7 新浦安、千葉》〈東京郊外〉より 
    ホンマタカシ
    1998年
    発色現像方式印画

    〈東京郊外〉のシリーズでは、タイトルの通り、東京の郊外の風景やそこに暮らす人々の姿が写されている。1998年に『東京郊外 TOKYO SUBURBIA』として光琳社出版より刊行された。常に被写体と一定の距離を保ち、ときには演出的に撮ることで、郊外の街の人工的な雰囲気が際立って伝わってくる。

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