注目のコレクション

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  • W.ユージン・スミス
    《夜通しで手術を行った後、台所で休むセリアーニ医師、コロラド州クレムリング 1948年》〈カントリー・ドクター〉より 1948年 (c)2019 The Heirs of W.Eugene Smith/PPS
    写真週刊誌『LIFE』1948年9月20日号に初出のこの作品は、ドキュメンタリー写真家の第一人者であるスミスがヒューマニズムの視点から取材・撮影し、同誌の記者による文章とともに掲載され、社会派フォトエッセイの名作とされる。人口約2000人の田舎町のたった一人の医者アーネスト・セリアーニの多忙な生活と仕事をテーマとした作品。本展では32点の写真作品とともに『LIFE』誌を紹介、約70年前の発表当時のオリジナルストーリーを知ることができる。

  • 奈良原一高《緑なき島―軍艦島:アパートの道》〈人間の土地〉より 1954-56年
    明治から昭和時代に海底炭鉱で栄えた長崎の島、端島(通称・軍艦島)。最盛期の1960(昭和35) 年には約5300人もの人々が暮らし、良質な石炭を産出、日本の近代化を支えたが、主要エネルギーが石炭から石油へ移行したことによって1974 (昭和49)年に閉山、無人島となる。2015(平成27)年世界文化遺産に登録され、今日は観光地として有名で、数多くの映像作品のロケ地としても知られる。『人間の土地 緑なき島―軍艦島』はこの島がまだ稼働し、活気に満ちていた時代の情景を当時気鋭の写真家だった奈良原一高がパーソナルな視点からとらえた名作。

  • 内藤正敏 《秋の峰 紫橙護摩》〈出羽三山〉より 1980年
    修験道の聖地、山形・出羽三山の宗教世界とその祭祀について、作家自らが修行者となってこの地に入り込み、取材した写真シリーズを展示。さらにそこから展開する創造的な世界観を、作家自身による民俗学的な論文や、2018年の「内藤正敏 異界出現」展の開催時に明らかになったいくつかのエピソードもまじえて紹介する。〈出羽三山〉シリーズは1983年土門拳賞受賞作品。

  • 山崎博《14/9/82》〈10 POINTS HELIOGRAPHY〉より 1982年
    作家の代表作である「太陽が描く画」というコンセプトによる長時間露光のシリーズ〈HELIOGRAPHY〉。この作品シリーズ〈10 POINTS HELIOGRAPHY〉は、70年代から80年代にかけて作家が手がけた一連の〈HELIOGRAPHY〉の最終形であったが、今日では忘れられてしまった幻の作品である。36年前、この作品の制作に関わった関係者の証言によって、調布周辺を中心に都内10カ所で同時刻に二日間にわたり撮影された。

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